molten B+

インタビュー

指導者

山 本 吉 昭

(YamaMoto Training Center 代表)

現役時代にシュートへ向き合えていなかったからこそ

信頼を勝ち取りやすい表現方法

 

かつてはストリートやプロの選手でした。シュートは決めてこその世界です。入らないとパスが回ってこないことも。シュートとは信頼を勝ち取るための自己表現方法だと思います。ただ正直を言えば、当時より現在のほうがシュートは入ります(笑)。確立した時期はわりと最近な気がしますね。現役時代は極端なぐらいドライブでアタックする人間だったんですけどね。

 

コーチになって気がついたこと

 

いまは岩手で子どもたちにバスケットボールを教えています。私はマイケル・ジョーダンが好きで、彼のシュートフォームが正解という考えがあったのですが、いざスクールで選手たちと接して、コーチングの勉強をしているうちに気がついたんですよ。ほかのフォームの方が力を入れずに打てる。自分にあっているなと。現役時代は2人組で本数を設定してシューティングしますから、ずっと打ち続けるわけにはいきません。いま振り返ると、自分にベストのシュートフォームを探せていなかったのでしょう。だから、試合で起用される役割によっては、自信を持ち切れず、シュートを躊躇した記憶も残っているのだと思います。

 

身近な存在となって、子どもたちに変化も

 

だから1人でシュートと向き合えるB+シューティングマシンは、子どもたちにとって大きな存在です。私もこのようなマシンを初めて使ったのですが、ボールが自然に戻ってくることが純粋に嬉しかった。これを言うとたらればですけど、もし現役時代にあれば、もっと自分のシュートを見つめ直すことができたと思います。約1年半前に試作機に触れてから製品版になる過程で、パスも機械的なものから生きたパスに仕上がってきました。初めて触れる子たちは、モチベーションも上がって、みんな喜んで使っていますよ。

こうして子供たちにとって身近なものになることで、シュートをより自分事としてとらえるようになりました。上手になるには、今のままだと足りないから“もっと練習をしよう”と、彼ら彼女たちから意識の変化を感じます。実際の試合でのシュートパーセンテージも向上しました。ゲーム終わりに駆け寄ってきて、「パーセンテージはいくつ?」と、質問が飛んでくるほどシュートに対する意識が変わりましたね。打って喜ぶという次元ではなくて、結果を受けてシューティングをどうやろうか、考えるようになりました。

 

自分と向き合うことが成長の手助け

 

このマシンを使えば、最短15分で300本のシュートが可能です。日々これだけ多くの練習ができれば、本人が一番打ちやすいシュート感覚を得られると思います。マシンがあれば、量もこなせるし、その過程でシュートの質にこだわることの気づきもあるでしょう。それは絶対的な自信にも繋がります。そんな姿を見ることで指導者もコーチングに変化が出てくるでしょう。

子どもたちが最も自分に合うシュートのカタチを見つけて、それをモノにすることができれば、将来のシュート精度もおのずと高まっていくと思います。B+シューティングマシンは、選手と指導者の双方が成長する、大きな手助けとなります。

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